Macau

2010.1.23〜29

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January 27 徒歩で越境…中国・珠海へ

 「Robuchon a Galera」でのディナーの後、
  香港に帰る友人2人をフェリーに乗せ、見送った。

 翌日からは、再び1人でふらり旅。
 今回は、マカオから徒歩で中国へ入国。
 マカオの隣町「珠海」へ。

 「珠海」は中国の中で、所得水準の高い地区の1つ。
 観光の見所的な場所は、ほとんどないと言うけれど……
マカオ側のイミグレーション入口

平日の、
昼近くにもかかわらず、
人が結構多い気がする。

マカオの出国、中国の入国、
それぞれの審査場には、
20分ほど待つ行列が出来ていた。
週末だともっとヒドイ混雑なのかもしれないなぁ…

まもなく中国へ到着
 

あぁ…中国だ…
そして中国側の国境を抜けると…
だだっ広いコンクリート広場に、“春節”のドデカイ装飾。

イメージどおりの中国がそこにあった。

大きな通りを繁華街と思われる方向へ歩いていくと、
そこらじゅう生活のにおい。

ブランドバックを持った若くてキレイな女性も多いけど、
化粧気のまったくないおねーちゃんが焼き栗を売っている。

大きな通りを少し外れた所で、
まるで渋谷のような雰囲気の小道を発見した。

 

イイ人だったなぁ…
道の端にはずらりと屋台。

その奥には、若者向けのバックや靴や洋服が並んでいて、さらにその奥には、小さな美容室やエステルーム、化粧品売り場がひしめき合っていた。

とりあえず、屋台に座ってみた。
屋台イチオシらしいメニュー「酸辣粉」を指差すとおじちゃんは「OK」という顔をした。

すっぱ辛いスープ麺…おいしーじゃん☆

大好きなセロリ・香菜がいっぱい♪

 

ネイルブランド「OPI」も選べる

センスはイマイチか!?
おやつかわりのスープ麺で、汗をダラダラかいた(^^;

ちいさなエステ店がひしめくビルに入ってみた。
若い女の子たちが客引きをしている。
その1つに入ってネイルをやってもらうことに…

全く英語が使えない店員さんと、身振り手振りで交渉。
中国人の独特の早口が、怒っているように感じるけど…
ひるむなワタシ!

手のネイルケアと、自爪へのネイルアート。そして足のネイルケアとペティギュアを施してもらって、しめて1500円ほど(あれ?めちゃくちゃ安い^^;)
 

オーダー時も“変な人”扱い
さらに小さな商店が入ったビルの2階に、
←この“のぼり”を発見。

「お!いーじゃん“1人鍋”」

この店でも、英語は全く通じず、身振り手振り、筆談で、何とかオーダーできた。

そして出てきた…
→こんなボリュームのセットが25元(≒340円)

1人で鍋を食べていたら、他のお客さんから、なんだかすごーく注目されてる…中国って、“1人飯文化(特に女性)”が、ないみたいです。
頭がおかしい人と思われている感じがする…

羊のしゃぶしゃぶ…美味しかった♪
“変なモノ”を見る目の中で食べた夕食。
美味しかったけれど、
疎外感で、心がちょっと寒くなった…
外へ出るとすでに真っ暗。
何となく早足で来た道を戻る。

国境の施設が見えてきたら、
なんだかちょっとホっとした。

歩行者は、タイミングを見計らって横断

さぁマカオへ帰ろう…
 

ほんの数分歩いて渡った中国「珠海」。

街には、富と貧困がすぐ隣りにあった。
思わず目を伏せてしまうようなハンディキャップの物乞いや、
言葉を話すようになったばかりのちいさな子供が必死に働いていた…。
現実。
だから“生きている”チカラをいっぱい感じるのです。
いつか、またちゃんとこの街を歩きたい。



いろんな想いで、帰ってきたマカオ。
昔、使われていたポルトガル様式の、
マカオらしい歴史を感じる国境の門を観た時、
やっと深呼吸できた気がした。


何気ない事で“自分”を知るのも、“旅”だからこそ…


歴史的な建物の前は、“観光客”でいられる場所