Singapore                               
2006.2.26〜3.4
(C)kudoya,all rights reserved
 @出発〜 Aオーチャード〜 Bアラブ人街〜 Cラッフルズホテル〜  
Dセントーサ島 Eペッパークラブ Fマラッカ

March 2


今回お世話になるツアーバス
昨日予約しておいた、1dayツアーに参加します。
行き先は、隣国マレーシアの古都マラッカ。

オーストラリアに行った時、英語onlyのツアーに参加して、かなり刺激的な体験をしたので、今回も英語onlyツアーにしてみました。でも、前回とは違って、今回はホント1人だし、歴史モノだし、国境越え…かなり不安。

シンガポールの出入国場
ツアー参加者はほとんどが白人で、他に中国系らしき4人組みの女の子。1人での参加は私だけなので、余計に心細くなってきた。

バスに乗ると、ガイドさんから、マレーシアの入国カードを渡される。書き方を英語で説明されても、やっぱりイマイチわからず、辞書と格闘。
そうこうしている間に、シンガポールの陸の玄関「Woodlands Checkpoint」に到着。
みんなの行動にくっついて、なんとか無事イミグレーションを通過。再びツアーバスで出発するのだが、緊張のせいでトイレが近い…ダッシュでいっとこ。。。

「Woodlands Checkpoint」を出て、コーズウェイ(橋)を通りマレーシアの「Johor Bahru」にあるイミグレーションへ。
シンガポールのイミグレーションとは大違いに質素な造り…物価も格段に下がるという。車で1時間たらずなのに、スゴイ違い!

昨日のうちに、マレーシアの通貨“リンギット”を用意しておくのを忘れていて、運転手さんに銀行か両替所はないか?と聞いたら、「1シンガポールドルと2リンギットは同じ。これから行く所ではシンガポールドルでも計算してくれるから、リンギットはいらない」と教えてくれた・・・だけど、その国のお金持ってないって、かなり不安…トイレで小銭が必要とか、喉が渇いて水が欲しくても小さな店じゃシンガポールドル断られるかもしれない…あぁ不安でいっぱい。。。

マレーシアの出入国場

 
それでもバスは動き出す。
シンガポールで乗っていたガイドさんではなく、マレーシア内でのガイド「アイシャ」さんがバスに同乗してきた。

年齢不詳、聞き取りやすい英語と饒舌なアメリカンジョーク(?)、とっても不思議なオーラを放っている。
マラッカへ向かう道すがら、こういうツアーではおなじみの土産物関係の場所へ…今回は銀細工の工房兼ショップでした。
気温はすでに30度近くに達しているが、工房の職人さんたちは汗一つかかずにもくもくと作業を続けている。

ガイドのアイシャさん
昭和なカセットコンポ発見!まだ使ってる雰囲気…しかも、隣のショップで1つ1万円近い値段で売られている銀細工がその古びたカセットコンポの横に無造作に置かれている…なんだかこうやって置かれてると、そんな高いものに見えない。。。

銀を溶かしている

昭和なカセットコンポ

 
 
マレーシアの高速道路

土産物屋で一休みした後は、高速道路をひたすら北上。

高速道路の脇は、Palm Tree(椰子)のプランテーション(農場)が果てしなく続く。
ここの高速道路は日本のモノとそっくりでビックリ。

バスに乗ること4時間弱…この間、ガイドのアイシャさんは、ずーっと喋りっぱなし…私も最初のうちは必死に英語を聞いていたけど、ムリです。一休みzzz。
 
 
ランチをとったホテル
4時間弱のバスの旅を終えて、到着したマラッカの街。
まずは、マラッカでもかなり高級なホテルでビュッフェランチ。

めちゃめちゃお腹すいていたんだけど、あんまりおいしくなかった(涙)
しかもここはホテルの中なので、お酒はシンガポールより高いらしい…
う゛−こんないい天気なのにっ飲めないなんて!

エビだけが美味しかった

 

旧正月を祝う装飾

ランチを終えて、まずはマラッカのチャイナタウンへ。

旧正月のお祝いがまだ残っていて、派手な飾りが街中に溢れている。

細めの路地には、ちいさな土産物屋さんや中国式のお寺に参拝するためのグッズを売るお店が並び、ここがイスラムの国ではないような気分になる。
 

 
 
お菓子(?)売り

使われていなさそうな
駐車用メーター
気温30度以上の暑さの中、お菓子売りの自転車がゆっくりと通り過ぎていく。
時間の速度が変化して、また違う次元に移動したみたい。
さっきまでは、中国の地方都市にいるようだったのに、今度はまた東南アジアに戻ってきた。
 
そして今度は東南アジアと中華のミックスか?
どこからきたのかわからない骨董店が何軒も並んでいる道に出た・・・徐々にまた不思議な文化に移行していきます。

 
  今度はヨーロッパだっ!

マラッカ王国は昔、海のシルクロード、ヨーロッパとアジアを結ぶ中継地として繁栄していた。
大航海時代に入ると、ポルトガル軍の侵攻を受け、その後そのポルトガル軍をオランダ軍が攻める、そして東インド会社で勢力を拡大していたイギリス軍の支配。

いくら出せばヘビを巻いてもらえるか?気になったけど…
 
観光客がひしめき合ってる
ここはスタダイス広場(オランダ広場(ダッチスクエア))と呼ばれ、マラッカの観光名所になっている。マラッカにくる観光バスのほとんどがこの広場を自由時間の集合場所にしている為、日本語・韓国語・中国語・・・・など様々な国の言葉が行きかっている。

その観光客を目当てにした商売↑黄色い大蛇をカラダに巻きつけてハイチーズ!とか、イグアナを抱いてハイポース!
露店ではお菓子や水、ジュース…近くのカフェはマレーシアとは思えない値段のコーヒー(日本円にして500円!!!)のメニューがっ!

ちなみに、そのメニューを覗いていたら、店員さんの若いキレイな顔の男の子に話しかけられた。「英語話せる?飲んでいかない?」(ニコっ)…“大久保のホスト”ばりの胡散臭さなので、「・・・」引き攣り笑顔で“いらない”のジェスチャーをして、立ち去ろうとしたら、私のすぐ後ろで店員同士が大声で、

店員1;「何、日本人?(嘲笑)」
大久保ホスト系店員;「いや、韓国人(嘲笑)」
・・・・・・
私(くるっと振り返り);「I’m Japanese !」(怒)・・・・・・なんとなくバカにされたような気分になって、腹が立った。(被害妄想か?)
 
 
静かな美しい丘
さて気を取り直して、向かったのは、「セントポール教会・礼拝堂史跡」。

もとは、カトリックのポルトガル軍が建立したもので、ここで歴史の教科書でも有名な「イエズス会」が布教活動を行っていたが、後に支配したオランダ軍もイギリス軍もプロテスタントを支持していたため、廃墟と化してしまったという事です。
 
プロテスタント信者の墓石
荒れ果てた教会の内部には、石版が多数並べられています。この石版はプロテスタントの信者の墓石という事ですが・・・墓石と言っても日本の物とは違い、ハートマークが描かれたものや、美しい彫刻が施されたものなどがあって、つい写真を撮ってしまいました。

この教会がある丘から眺めるマラッカの町並み、インド洋、とても素敵でもっと時間があったら、ここにのんびりしていたい…美しい丘でした。
 
  マラッカの滞在時間もあっという間。
最後に近くのコンビニに寄ったら、ビール発見!早速購入して飲み始めましたが、これからまた4時間近くバスに揺られる事を思い出して、半分残しちゃった…もったいない(涙)


ツアーバスの中です。
帰りの車内は、個々だった参加者たちも打ち解けてきたようで、私の後ろの席のカップル同士がなにやら盛り上がってる。
散々歩き回って、英語を聞き取る集中力を欠いた私にはついてイケマセン。

バスがマレーシアのイミグレーションに到着した時はもう日も沈んでいました。
移動だけで8時間…それでも、日本から国境を越えて、シンガポールにきて、また国境を越えてマレーシアへ、と1日に4回も出入国審査を受けたのは初めての体験☆うんっ参加してよかった!

 
 
またチキンライス…

ツアーバスがホテルに到着したのは、日もとっぷり暮れた午後8:30。

なれない英語を必死に聞いていたせいで、もう脳ミソが筋肉痛な感じ。
それでもお腹は減っているので、今日は初日に出かけたホテルの隣のショッピングモール内フードコートで“お持ち帰り”です。

最後も「チキンライス」そして「ポークボールスープ」&近くのコンビニにS$16で売っていたミニボトルの赤ワイン。
5日間お世話になったホテルの部屋で最後の晩餐☆

深夜・・・。
相方から、シンガポールの最後の夜に繰り出そう!と誘われて、ホテルのドアマンに朝方までやってる飲み屋さんを聞いて、「Orchard Tower」へ。

見つけたのは、イタメシ系ダイナー。
テラス席に座り、シーフードスープをオーダー。
そして白ワインで乾杯!

テラス席から見えるニューハーフショーの看板が歌舞伎町というよりちょっと名古屋っぽい(笑)そのビルの下には、ちょっと古い感じの“ディスコ”。
90年代の日本にいる気分。。。

名古屋っぽくないですか?
 
一応DJがいるんです。

イタメシ屋を出て、次に向かった怪しげなビルの中は、めちゃセクシーな格好した人が今夜の“カモ”を物色中…そのオネーさんたちは、オカマちゃんだった(汗)
乳が大きくて、キレイな足をした女性モドキは溢れるほどみかけるけど、この周辺にたぶん本物の女性は私しかいないだろう。

そのすさまじい雰囲気にたじろぎつつ、最後にもう一軒!
「ヘドウィック&アングリーインチ」のテーマ曲が大音量でかかってる、アメリカンカントリーMusicBar(でもスポーツBar+アイリッシュパブの雰囲気も混ざってる)
で、ブラディメアリーを飲んだ。

隣で白人の観光客にくっついている女性は、本当に女性だろうか?“酔い”とこの異次元空間に脳がマヒしてくる。。。


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