Singapore                               
2006.2.26〜3.4
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 @出発〜 Aオーチャード〜 Bアラブ人街〜 Cラッフルズホテル〜  
Dセントーサ島 Eペッパークラブ Fマラッカ

February 28


和食か?
昨夜食べた“チキンライス”がめちゃくちゃ気に入って、他のお店のチキンライスも食べ比べてみたくなり、こっちにいる間、できるだけいろんな場所で“チキンライスを食べよう!”と決めた。

まずは、ガイドブックなどで有名な「Chatterbox」(メリタスマンダリンホテル内)にブランチにでかけた。
さて、お味は・・・・・・“観光局主催のベストオブチキンライスを3度も受賞している!”っていうフレコミに期待を持ちすぎたせいか、なんだかフツー。
確かにやわらかくジューシーなチキンは素晴らしいが、おとなしい、というか整理された味というか、面白みがない。なんだか普通に日本でたべるさっぱりめの和食って感じ。
もっと庶民的で大雑把な感じが好きだなぁ…。
 
午後からは“セントーサ島”へ。

セントーサまでは、バス、タクシー、徒歩などいろんな横断方法があるけど、私が選んだのは、ケーブルカー☆

全面ガラス張りだと往復でS$17もするけど、これは乗る価値大!高所恐怖症気味の私は、乗ってる間中、心臓がこれでもかーっってくらいドキドキ・・・・・・だけどマゾ体質なのでしょうか…脳内アドレナリンで超ハイテンション♪

けっこう早いし高い!

BIGマーライオン

 
ケーブルカーの終点には、オープンエアのカフェがあって、ここでまずは「ワインクーラー」いただきました。
じっとしてても汗が出てくるほど暑いっ!お酒がカラダに溜まらないから、酔っ払わないのです。

でもワインクーラー1杯=S$12(1000円)…やっぱりシンガポールはお酒が高いです。(涙)

上陸する前のイメージは「お台場」だったけれど、ぜんぜん違いますね(笑)セントーサ島は、ジャングルの中にいろいろ作っちゃったって感じです。

貨物ターミナル群…さすが貿易港

セントーサ島内の移動は↑バスです。
 

島全体がアミューズメントパーク。
でもちょっと道に迷うと、どこにいるのか分からなくなっちゃう。地図もあるし、道は続いているけど、鬱蒼と茂った熱帯の植物に囲まれてどっちに行ったら、どこに着くっていうのが分かりづらい。

ケーブルカーからだとかなり大きく見えていた目印のBIGマーライオンも、近くまで行かないと見えないし…一人じゃかなり心細い。
あっ!バスが通り過ぎた、近くに停留所があるんだ!ふぅよかった。


 

「ラッフルズホテルは昔懐かしい水族館のようだった・・・」

村上龍の「ラッフルズホテル」(映画)の小説を読んだのは、私が18歳くらいの頃だったと思う。読んでしばらくは、主人公の女優の強烈なキャラクターにとりつかれたように過ごした。

今回シンガポールに行くと決めてから、ラッフルズホテルに来るのを一番楽しみしていた。もちろん全室スイートというその客室に宿泊できたらよかったのだけど、まだ私はその器じゃない。
ティフィンルームや美しい中庭をぬけ、私が一番行きたかった「LONG BAR」へ。

ここは、カクテル「シンガポールスリング」発祥のバーで、オリジナルを飲める!なんて、お酒好きの私にはたまらない贅沢。


元祖シンガポールスリング

時刻はまだ午後5時だと言うのに、すでにバーは観光客で埋め尽くされていた。

一緒に来ることができた相方と案内されたのは、日が暮れ始めた市内が見える窓のそばで、賑わうカウンターなどバー全体も見わたせる端の席だった。
観光客ばかりで、雰囲気が楽しめないんじゃない?なんて思っていたけど、この席は“見たい所、感じたい空気”だけが楽しめる絶好の席だった。


ドライマティーニ

まずはやっぱり「シンンガポールスリング」。
到着した夜に自分が泊まってるホテル飲んだものとは大違い。ここが発祥で世界中に知れ渡る有名なカクテルになるだけあって、この品のある甘みと酸味が絶妙。

名物の落花生を食べて、殻を床に落として…天井のうちわでできた換気扇の穏やかな動きを見上げる。酔いがまわりはじめた頃、シンガポールの街に灯りがともる。そしてさらに賑わだす“酒場”の空気を存分に堪能する。

もう一杯!とオーダーした、「ドライマティーニ」は、私が飲んだどの「ドライマティーニ」よりも美味しかった。
私たちが飲んでいる席の近くに、このホテルの宿泊客らしき白人の老夫婦が座った。おじいさんが注文を終えると、2人は嬉しそうな笑顔で見つめあい・・・そして手をつないだ。

「私たちも、いつかこのホテルに似合うように…歳を重ねていきましょう」

相方と2人、短いけど心潤う時間を過ごせた事に感謝。

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