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 2004年5月〜

March 25 有楽町

私が、はじめて上京したのは、14歳の頃だったかな?
東京に住んでいた伯母さんに連れられて、有楽町マリオン・阪急デパートの1Fにあったカフェでココアを頼んだら、1杯1000円くらいでめっちゃ高いのにビックリ…さらに生クリームがたっぷり入って濃厚なココアの味にビックリした…そんな有楽町デビューだった…。

それから20年後…
なかなか有楽町で飲む機会が少ない私ですが、お友達のオススメの“イイ〜感じ”の居酒屋を紹介してもらった。

「たもつ」…有楽町の線路沿いのオヤジ居酒屋郡の中にある、店内はカウンターだけの小さなお店。
カゴに入った季節の野菜串が並び、大ぶりのモツ焼き、昭和な懐かしい店内の雰囲気、ホッピー・日本酒・チューハイ…そしてキレイに磨かれたカウンター

大人になって出会った有楽町。
これも憧れだった“東京の風景”。


March 21 刺身と日本酒

飲み友達(先輩)の森先生に教えていただいた下北沢の"Japanese sake"が楽しめるお店「魚真」へ行ってきました。
以前から気になっていたものの、いつも混んでいるので、敬遠してました。でも今夜はちょうどお客さんが引けたタイミングで行ったようで、すぐに席につけました。

頼んだ日本酒は、「獺祭(だっさい) 純米吟醸」(800円)「鶴齢(かくれい) 本醸造」(650円)。日本酒をバカ高い値段で出す和風居酒屋が多い中で、こちらはなかなかやさしい値段設定、コップに注いでくれる量も通常の1合半ほどをなみなみと注いでくれます。

そして「イイトコ取り 刺し盛り」をオーダー(残念ながら写真撮るの忘れてしまった…泣)

活きのよいプリプリの真鯛と華やかな味わいの「獺祭」・臭みのない旨みたっぷりのウニと濃厚な米の旨みと酸味のバランスのよい「鶴齢」。

刺身と酒のマリアージュは、日本の素晴らしい食文化☆しみじみ飲めばぁ〜♪あぁ幸せ。

March 17 日本ワインを愛する会

昨年3月に入会した「日本ワインを愛する会」。
今年もその総会が開かれました。

会場は、渋谷の「Tokyo main dining」。
大きな桜の木のオブジェがとても美しく、テンション上がります。
今年もたくさんの日本ワインが出品されました。

まずは、軽く腹ごしらえ…前回は「シェ・松尾」で行われて、ビュッフェがとても美味しかったのだけど…残念ながら、今回は若干空振りかなぁ…とりあえず、ローストビーフはたらふく食べました(笑)。
さて、お待ちかねワイン☆
昨年の総会の時に比べると、山梨方面のワイナリーの出品が多いようですが…私が一番気に入ったのは、やはり冬に帰省したときに立ち寄った「北海道ワイン」のスパークリング。
程よい甘みと酸味…日本ワインを愛する会・副会長の辰巳琢郎さんに注いでいただき、「これはおいしいよ〜」とオススメされたら、余計にテンションUPでございます(^^;

昨年よりも華やかではあったけど、じっくりワインを楽しむ雰囲気ではなかったのが、ちょっと残念。来年また「シェ・松尾」でやって欲しいなぁ…

March 16 ワインの管理

先日(3月8日)に神の雫シリーズで飲んで以来、そのコストパフォーマンスに惚れたこの「BELLENDA Colli di Conegliano CONTRADA DI CONCENIGO 2005

三軒茶屋の釣堀近くにある某ワインショップで、1本残りを1980円で売っていたので、購入しました。

さぁあの華やかなアロマを堪能するぞ〜!と、抜栓してみたら…あれ???
なんじゃこりゃ???
一口…あれ???若干…酸味が強い…
美味しくないっ!!!

そう…たぶん保存状態が悪いところで長期間放置されちゃったワインのようです。
それでもなんとかなるかも知れないと、デキャンタージュしてみたりしたけど、結局ダメでした。

このダメワインを飲んで、これまで飲んできた様々なワインが、本当にその味であったのか?
とても不安になりました。

それにしても、“普通の酒屋”じゃなく、セラーもあるワインショップで買ったのに、ここまでヒドイなんて…めっちゃガッカリ…

March 14 五指山(ごしさん)

以前から気になっていた松陰神社前駅そばの中華料理「五指山」
このお店は、以前紹介した駒沢の「陸羽壷」がここに移転したという噂です。

まずは、甕だし紹興酒(500m/1300円)で乾杯!

そして「前菜3種」(ねぎ生姜タレが乗ったピータン・蒸し鶏と茄子のピリ辛ごまだれ・コリコリクラゲの香油あえ)…味付けはかなり濃い目ですが、のんべえの私にはたまらんです。

魚介と生のりがこれでもかーっ!ってほど入った土鍋は、魚介らしい甘めの出汁と黄唐辛子の辛みのデュエット♪食べ進めるうちに辛みがガシガシ効いてきます。

左「前菜3種盛り」(1200円)

右「魚介と海苔の黄唐辛子土鍋煮込み」(1500円)
ラストは、お店イチオシの「黒酢の酢豚と野菜」(1000円)。カラっと上がった豚と野菜にたっぷりの濃厚な黒酢タレが絡まりウマイっ。蒸しパンをこのタレに漬けて食べると、この旨いタレを最後まで味わえます。

まだまだ食べてみたいメニューがいっぱいだったのだけど…満腹になっちゃいました。
次はまた違うメニューを食べてみたい☆

March 12 お好み焼き(広島)

相方が昔、広島に住んでいたので、お好み焼き(今回は、広島焼きと呼ばせてもらいます。)には、ちょっとだけうるさい。

先日、下北沢の広島焼きのお店に行った。
そのお店、以前はおばちゃんがじっくりと焼いてくれるカウンターだけのイイ店だったのだが、数年ぶりにきてみたら、おばちゃんはいなくて、若いおにーさん2人で焼いていた。
その雑な焼きっぷりに、食べなくてもダメなのがわかる。
でもとりあえず食べて見る…やっぱりマズイ(**;
もったいないとは思うけど、ムリしてでも食べられない…。
半分以上を残して店を出た。

“広島焼きを食べたい!”という欲求は満たされず、久々に経堂の広島焼きの名店「八昌」へ。



すじぽん!おかわり!
以前は、ランチ営業をしてたので、休みの日にはよく通っていたが、ランチをやめて以来、足が遠のいていた。

久々の八昌…念のため予約を入れてみたら、今日は予約はもう締め切ったとのこと…「来てくださって空いてたら、入れます。」と言われた。

普段の私なら、“並んで食べる”事はありえない…と思うのだけど…今日は何が何でもゼッタイ食べたい!
そして2時間ほど経堂の商店街で時間を潰して、なんとかカウンターの席につけた…。

「牛のすじぽん」・「ホルモン焼き」・「長いもトロトロ焼き」をつまみにチューハイをグビグビ。

20分以上かけてじっくり丁寧に焼かれた広島焼きが、私の前に来た時のあの幸せな気持ち。
そしてヘラで切り、ヘラで食べる…ホクホクとして、パリっとして、ジュワっとして…あぁ…待ってよかった。

2年ぶり見るマスターのマイペースな雰囲気も変わらず。
若手の焼き師をちゃんと育てているようだ。

「食べログ」でも、かなり高いランキングになって、非常に混んでる店になってしまったけど、味は落ちてません。
好みは人それぞれですが…この八昌なら本場・広島へ少しでも行った気分になれるかもしれませんよ☆

March 11 映画「昴-スバル-」


天才バレエダンサー映画「昴-スバル-」の試写会へ行ってきました。

先日、NHKの「トップランナー」に出ていた、この映画「昴-スバル-」主演の黒木メイサさん…この映画が決まるまでバレエ未経験だったという話をしていました。吹き替えナシで挑んでいるバレエシーンがいくつも出てくるのですが…その堂々としたプロ魂に、私も背筋がピンっとなりました。
アカデミー賞映画「おくりびと」の主演・本木さんも、映画のためにチェロや納棺師の仕事をマスターしたそう…
…役者さんって、そこで“演じる”というより、そこで“生きる”もの…なのかもしれない……。

「プロ」という言葉を、意識するここ数年。

この「昴-スバル-」の映画のラストに、主人公が決めた道。
未来への曖昧な感覚から、しっかりカタチある明日へ。

“腹をくくった人”ってすごく強い。
映画をみて、久々にシャキンとなりました。

帰り道、シモキタでお世話になってる「安寅゛」の、姉妹店・渋谷「ANDORA」へ行きました。

ちょっとピリっとスパイシーな「アモンティリャード」は、映画の後にピッタリの食前酒。

そして、春の息吹がいっぱい詰った「フキノトウのキッシュ」…フキノトウ独特の苦味(エグミはいい具合に抜いてありました☆)とキッシュの甘みが絶妙。

…ここにも1つ「プロ」の仕事。

March 9 ワイン漫画・神の雫よりA

昨夜に引き続き、ワインマンガ「神の雫」より

「Chateau Puygueraud 2004」

「Le Haut-Medoc de Giscours 2005

前回は、神の雫掲載のイタリアワイン。今回はフランス・ボルドー。同じボルドー地方といいつつ、全く違う雰囲気の2本でした。ブドウ品種の組み合わせ(セパージュ)や、造り手の嗜好、土地…様々な要素が個性を生み出していく。

…最近
「利き酒師の資格を持っている」と言うと、
「じゃぁ一口含んだだけで、“あぁコレはアレだ”って当てられるんですか?」って、聞かれますが…私はできません。まだまだ経験が浅くて、「夏子の酒」の主人公夏子みたいには、できません。
でも、こうやって少しづつでも、そのお酒を経験して個性を記憶していく事。記憶にあるお酒は、わかります。
そして記憶をなるべく確かにしていく…資格をもっているコトを“カタチ”だけのコトじゃなくしていきたい。

日々精進。


March 8 ワイン漫画・神の雫より

ドラマ…イマイチで残念…原作の漫画が面白いと、実写化のハードル上がりますよね。

今夜は、相方が某ワイン酒屋で、ネット購入した「神の雫セット」から、

Farnese Casale Vecchio Montepulciano d'Abruzzo 2007

BELLENDA Colli di Conegliano CONTRADA DI CONCENIGO 2005

それにしても“神の雫”効果は、すごいんですね…掲載されたワインは、軒並み価格が高騰。そう、あの漫画を読むと飲みたくなっちゃうんだなぁ…。

さて、今夜のワインは、どちらも漫画で掲載されていたヴィンテージとは、違いますが…2000円前後で買えるワインとして、素晴らしいコストパフォーマンスです。

特に、2本目の「BELLENDA(ベッレンダ)」のアロマは、スゴイ☆
抜栓した直後から、めっちゃ華やか〜♪
しばしその香りを堪能。。。あぁシアワセ。

March 7 病み上がりのお酒

ハードスケジュールで、体調を崩して禁酒してました。
…が…やっと本日仕事が一段落。

今夜のお酒は、北海道の母から送られてきた
「男山 生酒 平安の甕酒」です。

かなり凝ったパッケージ…新年とか花見とかそういうイベントに似合いそう。
開けてみると…ぷちぷち…と、小さな気泡が上がってきて、まだこの中で発酵が進んでおります。“どぶろく”でも米の粒すらまだ残っている状態のお酒は、結構珍しい。

まずは、中身を混ぜずに透明な上澄みを一口
…思わず「うまいっ!」と声が出ちゃいました。


…ふわりと広がるフルーティーで爽やかな甘み。
口の中で複雑味のある旨みがじんわり生まれます。

脂の乗ったマグロやカンパチを肴に、この上澄み…絶妙なマリアージュ☆☆☆

下に残ってる米麹を混ぜると、濃厚な一口に変身。甘みもかなり強く感じられ、懐かしい甘酒のようになりました。

内容量500mは、あっと言う間になくっなってしまいました。久々のお酒…ふんわり解ける日々の緊張感…旨い酒を飲むと気持ちが豊かになるなぁ。

 2004年5月〜